脂肪吸引の術後の痛みとお勧めクリニック

脂肪吸引と内出血

 

術後の内出血

 

 

脂肪吸引術後には内出血が起こりますが、これは手術中に皮下脂肪層内で血管の外に出た血液が皮膚の表面に移動し、それが皮膚越しに透けて見えている状態です。この状態は決して異常なものではなく、ごく当たり前の状態です。

 

 

これらの血液はその内に必ず吸収されて無くなってしまいますから心配をする必要はありません。大体目安としては、2週間以内にはほぼ無くなると考えれば良いでしょう。また、内出血というものは、時間が経つにつれて身体の下の方に下がっていきます。ですから、徐々に下の方に移動しながら少しずつ薄くなって消えていくといった感じになります。

 

 

例えば、お腹の脂肪吸引手術をした場合、その内出血が太ももの方に降りていくこともありますが、これはいたって普通ですから心配をすることはありません。手術中の出血が多かった場合や、皮膚が薄い人や皮膚の薄い部分を手術した場合、そして皮膚の色が白い人などは脂肪吸引手術後にない出血が強くなる傾向があります。

 

 

脂肪吸引手術中の出血を少しでも減らすためには、静脈麻酔もしくはガス麻酔によって手術中の血圧を低めに抑えたり、局所麻酔液中の血管収縮剤の量を調整したり、局所麻酔液の温度を少し低くして血管の収縮を促したり、局所麻酔液の使用量を適切にすることで、血管を圧迫して血管の収縮を促したりする方法があります。

 

 

一般的に脂肪吸引をする箇所の中では、ふくらはぎが最も皮膚の薄い箇所となるため内出血も起こりやすいといえます。